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勢いあまってバター!!

どしゃんこ系詩人「かめきゅい」が、思うことをだらだらと。大切なものをとにかく“ぎゅっ”と包み込みたくて。


UPIさんからのコメントの返事代わりに、
金原ひとみと綿矢りさについて書きます。

金原ひとみの本では「アッシュベイビー」を以前読みました。
そして今回、綿矢りさの「インストール」を読みました。

ま、蛇にピアスも蹴りたい背中も読んでいないところが俺らしいというか。
ま、たまたまなんですが。

そんなわけでこんにちは。かめきゅいです。


金原ひとみの「アッシュベイビー」の感想としては、
物凄い勢いで単語を延々と羅列していく表現が慣れるまで読みにくいんだけど、でもだんだんリズムが出るし、すらすら読めてくるし、物考えている時ってどんどん思考が先に行っちゃうから、まあ、たしかに自分でも考える時そうなってるし、その方がこの主人公の感情がダイレクトに伝わってくるし、ダイレクトだから痛いし、てゆーか痛いというよりグロいんだけど、グロいのは基本的にあんまり好きじゃないんだけど、でもそういうのに惹かれるのわかるし、それも人間の一面だし、素直に人間を表現した結果ゆえなんだろうし、でも普通の人は書けないなって思うし、普通じゃないから面白いんだろうし、でも赤ん坊はどうかと思うし、登場人物みんなあんなだし、普通の人出てこないし、てゆーか実際普通って何かわかんないんだけど、普通の人なんて居ないのかもしれないんだけど、でもそんな風にグロいキモイ人間を等身大で書いているって感じは好き嫌い分かれると思うし、そんな人間を良いとも悪いとも言ってない感じがダメな人はダメだろうし、読むに耐えないって人も居ると思うけど、僕だってグロい部分持ってるしキモイ部分持ってるし、そういうの受け入れる自分と拒絶する自分とをひっくるめて自分だと思うし、そうやって考えさせられるって意味では金原ひとみ凄いなあと思う。


一方の綿矢りさの「インストール」は、
フツーの女子高生がフツーに考えていることを書いたって感じ。
ああ、イマドキの女子高生は、
(イマドキに限らずいつの時代でもかもしれないが)
多かれ少なかれだいたいこんなことを思うだろうなーっていう。

なんでもいいから有名になりたい、個性的でありたい。
やりたいことはないけれど、みんなと同じは嫌だ。
とか、そんな感じの。

設定としてはそれほど普通にある話では無いのかもしれないし、
この女子高生の行動なんかはあまり普通とは言えないかもしれない。

しかし、けれども、普通の話だと僕は感じたのだ。
はっきり言うと、ちょっとフツーすぎて物足りなくも感じた。

ただ、だから良くなかったと言ってるんじゃない。
かなり好きだ。

なぜなら、きっと、綿矢りさはそのフツーさをあえて狙ったのだと思うからだ。

例えば、僕の読書後の感想なのだが、
物語を読み終わって残ったものは、前までと変わらない僕だった。
ああっ、主人公と自分がまさに重なっているではないかっ。
そう、綿矢りさの小説は、読む人の心に正しく寄り添ってくるのだ。
これはたしかに、優等生かもしれない。

そんな小説を書ける綿矢りさを、僕は凄いと思った。
そんなフツーさを狙った小説を書けるなんて、凄い。

きっと綿矢りさ本人は、
まさにこの主人公のようなことを思っていた女子高生だったのだろう。

それだけに、その思いを小説という形であれほどさらけ出せるということを、
僕は凄いと思ったのだ。
自分が普通であることを主張するなんて、なかなかできることじゃない。

例えば僕は、どうしても“自分の人とは違う部分”を文章にしたいと思ってしまう。
当然だろう、自分を人に伝えるための一つの方法が文章を書くことなのだ。
自分の個性を表現したいと思う。

けれど「インストール」の中では、作者の分身とも言える主人公が、
個性が無いことを嘆き、そして個性が無いと自分で認めたまま(別に認めてはいないかもしれないが)で話が終わるのだ。

これは、凄いことだと思う。

綿矢りさは、
誰もが思っているけれど誰もがストレートには書きにくかったことを、
あえて狙って書いたのではないだろうか。

つまり、自分に個性が無いことをさらけ出せるという個性。
それこそが綿矢りさの才能なのかもしれない。

……と、自分でもわけがわからんけれど、
評論家みたいにそれっぽいことをなんとなく決め付けて書いてみました。


前の記事では、
綿矢りさはこの話をすらすらっと書いたような気がすると言っておきながら……
いや、だから、実際にはすらすらっと書けるもんじゃないんだぞと思って。

……とにかく、綿矢りさも凄いと思った。




――と、金原ひとみと綿矢りさに関して僕が思うところを好き勝手に書いてみました。
長くなりすぎた。反省。

シンプルに僕の好みで言えば、
金原ひとみの書く小説は内容的にはちょっと勘弁な部類に入るのですが、
それなりに面白く読めました。
綿矢りさもそれなりに面白く読めました。
っつーわけで、どちらも凄いってことには変わりませんわな。

あと、シンプルに僕の好みで言えば、断然、りさたんの方です。


そんなわけで「蛇とピアス」「蹴りたい背中」
文庫本が出たら買って読んでみようかと思います。

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金原ひとみの感想文が、なんかそのまんま金原ひとみっぽいなーとかおもった。
たぶん、それを狙ってかめっくは書いているんだろうけど。
ていうかね、りさたんのはまで読んでないけど、金原ひとみのを読んだ時に、なんかこう、苦手っていうか、もどかしい感じがあったのね。だから、敢えてかめっちにすすめてみたんだけど、あれ、何度か読んだりした?


くみは金原ひとみの最新作、アミービックのほうがきになる。
どこでもなんも批評されていないようだけども、きになる。

2005.11.15 22:00 URL | くみ #- [ 編集 ]

>くみさん
確かに、金原ひとみを思い出しつつ書きましたね。こんな感じだったようなー……って。
「アッシュベイビー」はくみさんからもらったんですわ。1回読んでそれきりな感じですなあ。綿矢りさは金原ひとみとは全然違って普通に読めますよ。たぶん。

2005.11.15 22:48 URL | かめきゅい #- [ 編集 ]

確かに、金原ひとみの文章には、ちょっと稚拙さというか、
「ここどうだろう??」と思う部分があったように思う。
はっきりいって、かなりエグイ部分が多いし、
気分が滅入ってる時は、「ご勘弁して!」ってところが多い。
何を伝えたいのか微妙に分かりにくいし、
人体改造マニアの気持ちなんか分からないんだけど、
でも、なんか訴えかけるような物悲しさや
せつなさがあるというか・・・。
もしかすると、読み終わった後の「なんだこれは?」
っていう、胸の中のザワザワ感がよいのかしら?
再確認してみる為にも、くみさんかいてる
アミービックって本読んでみようかしら。

2005.11.16 09:01 URL | UPI #- [ 編集 ]












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